前回は、蛍光管だけをLEDに替えるのではなく、照明器具ごと交換する方法を考えました。
器具ごと交換するなら、もうひとつ相談しておきたいことがあります。
それは、天井に照明器具を取り付けるための配線器具をどうするかです。
「LEDに交換したい」だけでは伝わりにくい
工事店へ「LEDに交換したい」と伝えると、照明器具をLED器具に替える相談だと受け取られることがあります。
でも、交換後の照明を、次回から自分で取り付け・取り外ししやすい形にしたいなら、その希望も具体的に伝える必要があります。
そのときに伝えたい言葉が、**「引掛シーリング」**です。
引掛シーリングは、対応する照明器具を取り付けるために、天井側に設ける配線器具です。すでに設置されていて、器具と配線器具の両方が対応していれば、照明器具を自分で交換できる場合があります。
ただし、引掛シーリングがあれば、どんな照明でも取り付けられるわけではありません。照明器具ごとの取扱説明書や適合条件を確認する必要があります。
工事店への伝え方
相談するときは、たとえば次のように伝えると希望が具体的になります。
「蛍光灯器具をLED照明器具に交換したいです。今後、自分でも照明器具を交換しやすいように、天井に引掛シーリングを設置できるかも確認してもらえますか?」
「この場所に引掛シーリングを設置できるか、天井の状態や今の配線を見て相談したいです。」
「引掛シーリングにした場合、取り付けられる照明器具の条件も教えてください。」
「LEDに交換したい」だけでなく、**「引掛シーリングを設置したい」**と伝えることで、照明器具だけでなく、天井側の配線器具についても相談できます。
設置できるかは、現場を見て判断してもらう
引掛シーリングを設置できるかどうかは、現在の配線や天井の状態、照明器具の取り付け方などによって異なります。
希望を伝えたうえで、工事店に現場を確認してもらい、設置できるか、どのような工事が必要かを相談しましょう。
電源線へ直接つながっている照明器具の取り外しや配線工事は、資格を持つ電気工事士による作業が必要です。自分で器具を外したり、天井の配線に触れたりせず、工事店へ依頼してください。
引掛シーリングにした後も、購入する照明器具がその配線器具に対応しているか、取扱説明書で確認することが大切です。
器具ごとの交換を考えるときは、照明の種類だけでなく、次に交換するときのことも相談しておく。希望を具体的な言葉で伝えることが、工事店との行き違いを防ぐ一歩になります。
次回は、引掛シーリングとローゼットの違いや、照明器具を選ぶときに確認したいことを整理します。
参考資料
・経済産業省「蛍光灯からLED照明への切り替えはお済みですか?」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/led_shomei/
・パナソニック「照明器具の取り付けに電気工事士の資格は必要ですか」
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/p/17568/a_id/84542
・パナソニック「LEDシーリングライトには、どの引掛シーリング(配線器具)が使えますか」
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/101705/

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